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ハゲにまつわる、おかしくも、まじめなお話。カテゴリー、1)~6)の順にお読みください。
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理容店美容店の育毛メニューも転換!?

 ハゲの市場規模は、というと、日本の成人男性はざっと4200万人いて、そのうち1260万人がハゲとまではいかないまでも、自分の頭を薄くなったと気にしている。さらにそのうち800万人が何とかしたいと悩んでいる。実際に何らかの処置をした人は650万人いて、500万人が現在も続けている。
 日本の現在のハゲ市場は、育毛剤だけでなく、専門サロンでの施術や理容店美容店での施術、さらにはカツラ屋も含めると、2兆円になる。
 育毛といえば、これまでは一部の理容店美容店、専門店の専売的なメニューだったが、プロペシアの発売を機に育毛ビジネスも様変わしそうだ。
 テレビなどで大々的に宣伝している育毛専門のサロンは、セット料金(コース料金)で、ウン十万円、なかには百万を越す金額を請求しているサロンもある。その点、町の理容店や美容店で行っている(すべての店で行っているわけではない)育毛メニューは、料金的に良心的だといっても、プロペシアの効果と客(患者)が払う費用を考えると、太刀打ちするのは難しそうだ。
 プロペシアは1錠250円、1年間服用しても9万円を少し超えるだけ。これに診察料が加わっても年間10万円見当。それで、毛が生えてくる可能性が高いとなれば、ハゲに悩む男子はまずは医療機関の門をたたく。
 しかも、育毛に力を入れている医師、ついでにお金儲けに熱心な医師はたくさんいるのが、いまのご時世。すでに育毛専門のメディカルクリニックも数多く出現している。
 育毛をメニューとしている理容店美容店も変わらざるを得ない。人は世につれ、ヘアの仕事は科学につれ‥。
 でも世の中からハゲがいなくなったら、寂しい気もするが、そんな時代は絶対やってこない、と信じたい。


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 ハゲラーの皆様、ハゲラー予備軍にとって、育毛剤は救世主。藁をもすがる思いで熱心に頭部に塗布している。しかし、仮にいくらいい成分が配合されていても残念ながら、頭皮から毛根までしみこんで毛を作り出す毛母細胞に働きかけるのは難しい。なぜなら人間の皮膚のガードは強固で、たやすく外部から異物の進入を許さないからだ。皮膚の一番外側の角質層には、角質細胞と細胞間脂質が10層以上に重なり合って外からの刺激や進入物を防いでいる。
 というわけで高価な育毛剤も、実際にところは役立たずなのだ。
 ところが科学の進歩はすごい。ライオンは2006年1月皮膚に浸透しやすい物質を利用して育毛剤の成分を患部(?)に効率よく届ける方法を開発した。乳酸オクチルドデシルという物質だ。液状の油だが水に溶けやすい親水性も高く、バリア機能が高い細胞間脂質の分子構造に入り込み、細胞間の隙間を広げて育毛剤の成分を通りやすくするという。すでに同社では特許申請をしている。
 で、どのくらい通りやすいかというと、従来より1・7倍ほどだそうである。マウス実験では、男性ホルモン投与で20%ほどの効果しかなかったものが、この物質を利用すると50%にまで効果が上がった。
 これで、ハゲラー諸氏は諸手を上げて万々歳かというと、これはあくまでもマウス実験での話であって、人体の効果は未知数である。もともと育毛剤を使って、ぶっとい太い毛がが生えてきたという話は聞かない。育毛剤としては画期的といわれるRでさえたいしたことない。2005年12月に販売が始まった、飲む毛生え薬のプロペシアでも3割程度の改善しか見込めない。それでも画期的なのである。というわけで、頭皮を透過する毛生え薬といっても、外野席からは、脱毛予防程度にしか期待がもてないと評価してしまうのだが、ハゲラー諸氏は期待をもって製品の登場を待ちわびるのである。


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