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ハゲにまつわる、おかしくも、まじめなお話。カテゴリー、1)~6)の順にお読みください。
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 ハゲてたって立派な人格者や好青年は多いのに、なぜか大和撫日子はハゲがお嫌いのようだ。
 日本人は平気で人の劣等感を笑いの対象にして楽しむ人種で、チビ、デブ、ハゲ、ブスは気の毒極まりない。最近ではデカ顔も笑いの対象になった。なにしろこれらは健常人の一つの特徴なのだから、つまり個性である。尊敬できる個性ではないにしろ、これほどまでに笑われたら、ご当人は辛い。心理的なダメージは大きい。
 これがあきらかな身体障害者を揶揄したりしたら、世間の顰蹙(ひんしゅく)をかう。
 当然、身障者を侮蔑、差別するような表現は使用が制限されている。ところが、チビ、デブ、ブス、ハゲは自由に使える。使用禁止の差別用語ではないけど、実際はけっこう差別用語なのだ。
 もっとも一般的な話の中で使う分には問題ないが、特定の個人を指して、チビ、デブ、ハゲ、ブスなどいったら侮辱罪や名誉毀損に問われることもある。面と向かって「ハゲ部長」とかいったら訴えられるかもしれない、ご注意を。
 以前、公害の一つに工場などからの出る廃液の「垂れ流し」という表現が、障害者を傷つける言葉として問題になって、マスコミなどでは「出っぱなし」などと言い換えていたし、「めくら判」などの表現も避けてている。それくらい障害者には気を使うのだが、健常者をハゲ、ブスとおもしろおかしく形容する分にはお咎めはない。
 うすらばか、とか、ノータリンなどといったら問題があるが、ドジとか間抜けはどうなのだろうか?
 使っていい言葉、使ってはいけない言葉と区別することが、そもそも差別の元凶かもしれない。
 だから人々は必死になってダイエットに励み、かかとに仕掛けのある靴を履き、毛生え薬をつける。本当に日本は平和な国でよかった。


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