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ハゲにまつわる、おかしくも、まじめなお話。カテゴリー、1)~6)の順にお読みください。
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 結婚してからカツラーになるには、奥さんの「認可」が必要だが、困るのはカツラーの人が結婚するときだ。新婚の奥さん、もしくは結婚前の婚約者にいかにして告白するか、これはけっこう難しい問題である。一歩間違うと、「はいそれまでよ」(古いな)になってしまう。実際そうなってしまった悲劇的なカツラーもいる。
 カツラをつける人って、結婚するためにつける人が少なからずいる。明確に結婚という目標を意識しないまでも、女性にもてたい、と男性にとって当たり前の願望からカツラーになる人が多い。少しでも男前になりたい、若々しくみせたい、そしてハゲてはいないぞ、とカツラ屋に行く。
 とくに婚期前の若い年代の男性にとってハゲは切実な問題だ。20代でもすでに立派にハゲ上がっている人はいる。原因は、食生活などをの生活環境だとか、長年使っているシャンプーだとか、最近ではストレスが原因だ、とかいわれているが、結局のところ正確な因果関係は解明されていないが、私は遺伝子によるところが多いと自信を持って勝手に思っている。
 で、その気の毒な若いハゲラーは、真剣に悩んでる。だって、若ハゲは女性から嫌われるから、とくに日本の女性は毛嫌いする人が多い。結婚前の若きハゲラー男性はつらい。将来、真っ暗闇だ。落ち込んでしまうのはわかる。
 役に立たない毛生え薬に頼った己を自嘲している若ハゲの救世主がカツラである。カツラをつけることによって、それまでの落ち込んでいたマイナーな人間から、カツラをつけた途端、積極派人間に生まれ変わる。人格のあまりの豹変ぶりに周囲の家族は、あきれ返ってしまう。それほどカツラの威力は大きい。
 なんかカツラ屋の宣伝をしているみたいだけど、事例研究の結果だから、カツラの効果は認めてあげなければならない。
 で、若きカツラーが女性と交際し、めでたく結婚する。
 賢い男性は、交際を始めてからタイミングをみて「実は…」と頭の正体を告白して、それで相手が拒絶すれば早々に諦めればいい。縁がなかったということだ。ところがえてして世の男性諸君はずるずると交際を続けて、告白するタイミングを逸してしまうことが多い。
 そしてめでたく結婚。でも当人はめでたさも半分くらいの心境で、悩ましい結婚生活を送ることになる。
 カツラは日常的に使用するものだから、一緒に生活していればいつかはバレてしまう。一昔前ならカツラーであることが、奥さんにバレても、相当嫌みはいわれることはあっても離婚するなんてことはなかったが、近年は悲劇的な結果になることもある。結婚しちゃえばこっちのもん、は最近は通用しない。二人の結び付きがその程度ということで、むしろ早めに別れた方がいいのかもしれない。ものは考えようだ。
 いずれにしても一生カツラを奥さんに隠し通すことなどできっこないので、結婚前に告白することをお勧めします。
 知り合いのカツラー君の話。
 20代からのカツラーの彼は、告白できずに結婚。新婚旅行から帰ってきたところで、意を決して「実は…」と新婚の奥さんに告白したら、「2回目にデートした時から分かっていた」と笑われた。案外こんなものだ。近くでまじまじとみられればわかってしまうことが多い。やはりどこか不自然なのかな、カツラは。

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