ハゲにまつわる、おかしくも、まじめなお話。カテゴリー、1)~6)の順にお読みください。
ハゲラーに似合うヘアスタイルはあるのか?
ハゲてる人から、ハゲに似合うヘアスタイルについて聞かれることがある。
結論からいうと難しい。
逆にハゲに似合わないヘアスタイルはある。似合わないというか、ハゲを隠す意図がみえみえのヘアスタイルは、ハゲをむしろ強調するだけで、ハゲラーはしない方がいい。
畏れ多くて名前は出せないが某大勲位殿のヘアスタイルは、本人は少しでもハゲを隠すつもりうなのだろうが、ハゲ隠しの意識がみえみえで笑いを誘う。周囲の少ない髪の毛を長く伸ばしてハゲの部分を覆う、あのヘアスタイルを別名、簾(スダレ)頭とも称する。面と向かっては笑えないが、笑えるヘアスタイルである。
某政治評論家K・Tも同じようなヘアスタイルだが、こちらは髪の毛にウエーブがかかっているので少しは救われる。
ハゲラーが、自分のハゲを隠そうとするのは自然な心理かもしれない。いきなりごそっと抜けて一夜にしてハゲラーになってしまう人は珍しく、ほとんどのハゲラーはじょじょにゆっくりと年月をかけてハゲラーに熟成されていく。薄くなった髪の毛を意識しだすとたいていの人は薄い部分を他の部分の髪で隠そうとする。それが自然な心理かもしれない。
初めのうちは、周囲の髪の毛がたっぷりあるので、それなりにハゲを隠すことができる。ヘアスタイルとしても一応サマになっている。
男性ハゲの場合、大きく分けて二通りのハゲ方がある。額からハゲあがるタイプと頭のてっぺんからハゲるタイプがある。頭のてっぺんからハゲるタイプは、意外と自分では気付かないことが多い。
天頂部からハゲる人は、たいてい行きつけのヘアサロンの先生や家人、または友人や職場の人から指摘されて、薄くなりつつある己の天頂部を認識する。そして、ハゲの部分がもっと拡大してきたとき、ハゲの目だ立たないヘアスタイルを意識してするようになる。その一つが、例のスダレ頭だ。スダレ頭もハゲてる範囲が狭く、周囲に豊富な髪の毛があれば、目立たせない、技法である。
人間、とくに男性は一度身につけた習慣を安易に変えるのに抵抗がある人が多く、一度したスダレ頭を生涯、押し通す立派な人がいる。さすがは大勲位である。
もう一つのハゲのタイプである額からハゲる人は、自分でもハゲ上がっていくのに気付く。で、髪の毛をフロント(額)の方向に流すヘアスタイルをするが、これも最初のうちはハゲ上がった額が理知的な印象を与え、サマになっているのだが、これも程度問題である。上がり過ぎると周囲の毛では対応できない。しかも前頭部からのハゲは目立つ。
ハゲを隠す意図がみえみえのヘアスタイルは、笑いを誘うだけだ。だから、無駄な抵抗はしない方がいい、といい加減なことをいっているが、美容理容の技術によって、ハゲを目立たせなくする方法はある。
まだ少しは髪の毛が残っていればであるが、ウエーブをつけるとハゲはいくらか目立たなくなる。大勲位の髪は、日本人特有(モンゴロイド特有)の直毛であり、ハゲを覆う面積は少ないが、政治評論家はウエーブがあり、ふわっとしている分、ハゲが目立たない。いくらかはハゲ隠しに役立っている。
大勲位殿、政治評論家氏のような天頂部のハゲに限らず、ウエーブは毛がカールしている分、ハゲを被い隠す効果がある。
ハゲてる人から、ハゲに似合うヘアスタイルについて聞かれることがある。
結論からいうと難しい。
逆にハゲに似合わないヘアスタイルはある。似合わないというか、ハゲを隠す意図がみえみえのヘアスタイルは、ハゲをむしろ強調するだけで、ハゲラーはしない方がいい。
畏れ多くて名前は出せないが某大勲位殿のヘアスタイルは、本人は少しでもハゲを隠すつもりうなのだろうが、ハゲ隠しの意識がみえみえで笑いを誘う。周囲の少ない髪の毛を長く伸ばしてハゲの部分を覆う、あのヘアスタイルを別名、簾(スダレ)頭とも称する。面と向かっては笑えないが、笑えるヘアスタイルである。
某政治評論家K・Tも同じようなヘアスタイルだが、こちらは髪の毛にウエーブがかかっているので少しは救われる。
ハゲラーが、自分のハゲを隠そうとするのは自然な心理かもしれない。いきなりごそっと抜けて一夜にしてハゲラーになってしまう人は珍しく、ほとんどのハゲラーはじょじょにゆっくりと年月をかけてハゲラーに熟成されていく。薄くなった髪の毛を意識しだすとたいていの人は薄い部分を他の部分の髪で隠そうとする。それが自然な心理かもしれない。
初めのうちは、周囲の髪の毛がたっぷりあるので、それなりにハゲを隠すことができる。ヘアスタイルとしても一応サマになっている。
男性ハゲの場合、大きく分けて二通りのハゲ方がある。額からハゲあがるタイプと頭のてっぺんからハゲるタイプがある。頭のてっぺんからハゲるタイプは、意外と自分では気付かないことが多い。
天頂部からハゲる人は、たいてい行きつけのヘアサロンの先生や家人、または友人や職場の人から指摘されて、薄くなりつつある己の天頂部を認識する。そして、ハゲの部分がもっと拡大してきたとき、ハゲの目だ立たないヘアスタイルを意識してするようになる。その一つが、例のスダレ頭だ。スダレ頭もハゲてる範囲が狭く、周囲に豊富な髪の毛があれば、目立たせない、技法である。
人間、とくに男性は一度身につけた習慣を安易に変えるのに抵抗がある人が多く、一度したスダレ頭を生涯、押し通す立派な人がいる。さすがは大勲位である。
もう一つのハゲのタイプである額からハゲる人は、自分でもハゲ上がっていくのに気付く。で、髪の毛をフロント(額)の方向に流すヘアスタイルをするが、これも最初のうちはハゲ上がった額が理知的な印象を与え、サマになっているのだが、これも程度問題である。上がり過ぎると周囲の毛では対応できない。しかも前頭部からのハゲは目立つ。
ハゲを隠す意図がみえみえのヘアスタイルは、笑いを誘うだけだ。だから、無駄な抵抗はしない方がいい、といい加減なことをいっているが、美容理容の技術によって、ハゲを目立たせなくする方法はある。
まだ少しは髪の毛が残っていればであるが、ウエーブをつけるとハゲはいくらか目立たなくなる。大勲位の髪は、日本人特有(モンゴロイド特有)の直毛であり、ハゲを覆う面積は少ないが、政治評論家はウエーブがあり、ふわっとしている分、ハゲが目立たない。いくらかはハゲ隠しに役立っている。
大勲位殿、政治評論家氏のような天頂部のハゲに限らず、ウエーブは毛がカールしている分、ハゲを被い隠す効果がある。
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で、結局、ハゲラーに似合うヘアスタイルは、ないのであるが、ハゲラーを救う究極のヘアスタイルがある。スキンヘッドである。お勧めとはいっても消去法で残ったスタイルではあるが。スキンヘッド以外にも同類の坊主頭、ベリーショートなヘアはハゲラーにお勧めできるヘアスタイルである。
ただし、これらのヘアスタイルは、顔がものをいう。顔が前面に出てくる分、顔に自信がないとできないヘアスタイルだ。
ユル・ブリンナー、ショーン・コネリーなど坊主頭で魅力的な俳優がいる。日本では黒澤年男がいい雰囲気を出している。囲碁の武宮正樹九段も天頂部が透けてみえるようになって、ある日突然スキンヘッドに。大胆さに恐れ入ったが、武宮九段の坊主頭も似合っている。
この手のヘアスアタイルは、人生の経験も豊かで、男としての魅力も備わった男性に最適なヘアスタイルかもしれない。
そこいらの中年オヤジがしても、塀の向こうから出てきたばかりの御仁と間違われるかもしれない。
普通のサラリーマンが、スキンヘッドにするのは勇気がいる。会社勤めの人には難しいかもしれないが、自分に自信があって、社会的にしても問題のない人はぜひチャレンジしてほしいのがスキンヘッドに代表されるヘアスタイルだ。
スキンヘッドやこれに類するヘアスタイルは、意外と手入れがたいへんなのを付け加えておこう。髪の毛が少し伸びただけで見苦しくなるので、まめにカットしないといけない。
男性ハゲは、一つの個性と捉えて、愛情とユーモアをもってこの本を書いている。ハゲてることは、決して恥ずべきことではない。はたからみれば、いま流行の癒し系のスタイルといってもいい。ところが、ハゲている人は気になるらしく、ハゲを隠そうとしたり、育毛に専念する。その姿が懸命であればあるほど、おかしい。そんなハゲにまつわる話を集めたのが本書だが、笑えないハゲもある。
男性ハゲのなかには10代からその傾向が顕著に現れる人がいる。10代や20代前半のまだ大人になりきっていない男の子のハゲを個性で済ますのは、あまりにも気の毒だ。男性ホルモン過多、あるいはD・H・Tに変える酵素の異常を原因とした一つの病気なのかもしれない。
若者の男性ハゲは、周囲の毛が活気溢れてクログロ・フサフサしているだけによけいに目立つ。女性を意識し始めた思春期の男の子にとって若ハゲは辛い。辛すぎると思う。
40過ぎのオッサンが頭が薄くなって懸命に育毛やハゲ隠しに励むのは、気の毒ではあるが滑稽でもあって、笑いを誘われる。笑いの対象にしても罪悪感はこれっぽっちもないが、未完成の男の子がハゲに悩むのをみて、笑いの対象にするのはしのびない。むしろ、一つの病気として対処してほしいと願う。
20歳前後からハゲの兆候が現れたら、まず専門の皮膚科にいこう。脱毛専門の皮膚科は数は少ないがある。脱毛の専門医でなくても皮膚科にいけば適切な処置をしてくれるはずだ。ただ男性ハゲは、さまざまな要因が複雑に絡み合っているだけに簡単に治るとは思えないが、少なくとも育毛サロンや高価な毛生え薬を試すよりは優っている。
むかしは男性ハゲは男性ホルモンが多すぎるというので、いきなり女性ホルモンを注射して、その結果オッパイが大きくなっちゃった、などと笑えないヤブ医者がいたらしいが、いまはそんなことはないだろう。
専門医にかかっても、いまの医学ではすべての男性ハゲが治るわけではない。治ればいいが、治らなかったら人生若くして決断するしかない。カツラーの道を選ぶか、ハゲラーで通すかの決断を。20歳そこそこでハゲる人は育毛レベルでは、なかなか発毛しないので、回り道はせずにカツラーの道を選ぶのも一つの選択だ。ただし一度カツラーになると人生の節目までカツラーでいることなる。定年の60歳までカツラーでいると、費用は莫大だ。家のローンの頭金ぐらいはかかると覚悟すべきだ。また、カツラーであるために結婚相手にいつ告白するかといった、面倒くさいことが起こる。
カツラーにならない人は、ある意味えらい。若くして悟りに近い境地に達した人だろう。そうあってほしいが、実は悶々とした日々をおくっているのだろ。
若くして人生を達観した人ばかりでは、世の中おもしろくない。いい年こいて、ハゲに悩んでいるオヤジが多いのに、若くして悟られたらオヤシの立場がない。
30過ぎてハゲたら、これは個性だ。いまさらハゲを気にしても始まらないだろう、と傍の人間は思っている。しかし本人は個性だ、などといっていられない、だから懸命に育毛に励んでほしい。その健気な姿に心打たれ、笑いを誘われる。回りの人間を癒してくれる、素晴らしい存在なのだ、ハゲラーは。
30過ぎれば、男性ハゲを病気とはいわせない。30過ぎのハゲラーが皮膚科にいっても、保険の対象にする必要はない。個性なのだから自由診療で十分だ。
つるつるのハゲオヤジも本人が気にしている以上に回りの人間は風格を感じているかもしれない。
男性ハゲのなかには10代からその傾向が顕著に現れる人がいる。10代や20代前半のまだ大人になりきっていない男の子のハゲを個性で済ますのは、あまりにも気の毒だ。男性ホルモン過多、あるいはD・H・Tに変える酵素の異常を原因とした一つの病気なのかもしれない。
若者の男性ハゲは、周囲の毛が活気溢れてクログロ・フサフサしているだけによけいに目立つ。女性を意識し始めた思春期の男の子にとって若ハゲは辛い。辛すぎると思う。
40過ぎのオッサンが頭が薄くなって懸命に育毛やハゲ隠しに励むのは、気の毒ではあるが滑稽でもあって、笑いを誘われる。笑いの対象にしても罪悪感はこれっぽっちもないが、未完成の男の子がハゲに悩むのをみて、笑いの対象にするのはしのびない。むしろ、一つの病気として対処してほしいと願う。
20歳前後からハゲの兆候が現れたら、まず専門の皮膚科にいこう。脱毛専門の皮膚科は数は少ないがある。脱毛の専門医でなくても皮膚科にいけば適切な処置をしてくれるはずだ。ただ男性ハゲは、さまざまな要因が複雑に絡み合っているだけに簡単に治るとは思えないが、少なくとも育毛サロンや高価な毛生え薬を試すよりは優っている。
むかしは男性ハゲは男性ホルモンが多すぎるというので、いきなり女性ホルモンを注射して、その結果オッパイが大きくなっちゃった、などと笑えないヤブ医者がいたらしいが、いまはそんなことはないだろう。
専門医にかかっても、いまの医学ではすべての男性ハゲが治るわけではない。治ればいいが、治らなかったら人生若くして決断するしかない。カツラーの道を選ぶか、ハゲラーで通すかの決断を。20歳そこそこでハゲる人は育毛レベルでは、なかなか発毛しないので、回り道はせずにカツラーの道を選ぶのも一つの選択だ。ただし一度カツラーになると人生の節目までカツラーでいることなる。定年の60歳までカツラーでいると、費用は莫大だ。家のローンの頭金ぐらいはかかると覚悟すべきだ。また、カツラーであるために結婚相手にいつ告白するかといった、面倒くさいことが起こる。
カツラーにならない人は、ある意味えらい。若くして悟りに近い境地に達した人だろう。そうあってほしいが、実は悶々とした日々をおくっているのだろ。
若くして人生を達観した人ばかりでは、世の中おもしろくない。いい年こいて、ハゲに悩んでいるオヤジが多いのに、若くして悟られたらオヤシの立場がない。
30過ぎてハゲたら、これは個性だ。いまさらハゲを気にしても始まらないだろう、と傍の人間は思っている。しかし本人は個性だ、などといっていられない、だから懸命に育毛に励んでほしい。その健気な姿に心打たれ、笑いを誘われる。回りの人間を癒してくれる、素晴らしい存在なのだ、ハゲラーは。
30過ぎれば、男性ハゲを病気とはいわせない。30過ぎのハゲラーが皮膚科にいっても、保険の対象にする必要はない。個性なのだから自由診療で十分だ。
つるつるのハゲオヤジも本人が気にしている以上に回りの人間は風格を感じているかもしれない。
30歳を過ぎてからハゲてくる人は老化現象もあってじょじょにゆっくりとハゲが進行するが、若年の場合はえてして、一夜にしてごっそりと髪の毛が抜け落ちて、急激にハゲが進行する例が多い。
30歳ぐらいからはじまる男性ハゲとは違うハゲ方で、脱毛症、つまり病気に近い。
こういった若年性ハゲの人のヘアスタイルは困る。
ハゲを隠す目的のヘアスタイルは、若いだけに周囲の心無い人から笑いの対象にされるだけだ。著名な美容師さんから、どんなにカッコいいヘアスタイルにしてもらっても、回りの人の視線が行くところはハゲ。ウエーブをかければ多少はハゲが目だたなくなるかもしれないが、やはり目が行くのはハゲ。何をやっても救われない。
で、結局のところ、消去法でお勧めのヘアスタイルはスキンヘッドになってしまう。
ただスキンヘッドは顔がものをいうので、顔をどうにかしなくちゃいけない。ある程度、人生経験を積めば自ずとそれなりに風格のある顔になるもの(ならない人もたくさんいる)だが、若いうちは、そうもいかない。で、若ハゲの人は強烈な意思をもって生きてほしい。そうすれば自ずと顔に意思が表れる。顔ってそんなものだ。自分がハゲていることなど気にせずに人生の目的に向かって、突き進む強さがあれば、スキンヘッドが最適なヘアスタイルになる。
30歳ぐらいからはじまる男性ハゲとは違うハゲ方で、脱毛症、つまり病気に近い。
こういった若年性ハゲの人のヘアスタイルは困る。
ハゲを隠す目的のヘアスタイルは、若いだけに周囲の心無い人から笑いの対象にされるだけだ。著名な美容師さんから、どんなにカッコいいヘアスタイルにしてもらっても、回りの人の視線が行くところはハゲ。ウエーブをかければ多少はハゲが目だたなくなるかもしれないが、やはり目が行くのはハゲ。何をやっても救われない。
で、結局のところ、消去法でお勧めのヘアスタイルはスキンヘッドになってしまう。
ただスキンヘッドは顔がものをいうので、顔をどうにかしなくちゃいけない。ある程度、人生経験を積めば自ずとそれなりに風格のある顔になるもの(ならない人もたくさんいる)だが、若いうちは、そうもいかない。で、若ハゲの人は強烈な意思をもって生きてほしい。そうすれば自ずと顔に意思が表れる。顔ってそんなものだ。自分がハゲていることなど気にせずに人生の目的に向かって、突き進む強さがあれば、スキンヘッドが最適なヘアスタイルになる。