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ハゲにまつわる、おかしくも、まじめなお話。カテゴリー、1)~6)の順にお読みください。
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 もしあなたが結婚しているなら、奥さんに打ち明けて奥さんが納得した上でカツラーとしてデビューするのがいい。奥さんに内緒でカツラを購入するのは失敗のもと。カツラーへのデビュー失敗だけなら笑ってすませられるが、人生の失敗になる可能性だってある。少なくとも奥さんを納得させてからでないとまずい。
 できることなら、奥さんの方から「あなたカツラつけたら…」と促されてつけるのが理想で、理想的カツラーも少なくない。自分の亭主がハゲているより、クログロ・フサフサの方がいいに決まっている。まして子供がいて、子供の友達から「お前のハゲ親父が…」なんてばかにされて呼ばれているのを聞くと、母親としても何とかしたいと思うのだろう。奥さん主導でカツラーが誕生することは多いし、この方が後々うまく行く。
 カツラ屋の宣伝(少し古いが)で「○○○(あるメーカー名)にしてよかったね」と子供にいわせるのがあったが、これなどうまいところを突いている。
 奥さんや家族から積極的に勧められないまでも、相談して了解を得ておかないことには、カツラー人生、無難にまっとうできない。身内の人間から「ハゲ親父がカツラつけて何する?」なんていわれた日には救われない。
 一番いけないのは、女房に黙ってカツラを購入してこっそりとつけるカツラーだ。いつかばれるって。ばれた時、ちょっとした家庭内騒動になる。
 カツラーの友人で、彼の場合は結婚前からのカツラーなのだが、カツラを取ってハゲ頭を私にみせては「いつかこの頭を女房に見せるのが楽しみ…」などとうそぶいている。彼いわく、女装趣味の奴だって女房にばれずに楽しんでいるんだから…。彼の友人で女装趣味の人がいて、うまくやっているらしいが、ときおり楽しむ女装と日常的に装着しなければならないカツラではバレないようにするための気の使い方はだいぶ違う。
 カツラーは、風呂に入る時は、愛用のカツラを外して自分の頭は直にシャンプーするのが普通だ。カツラはカツラ用のシャンプー剤で洗い、シャンプーしたあとは専用のリンスですすぎ、台にのせて自然乾燥させる。
 こんなことを毎日やっていたのでは、いつかはバレるはずだ。普通の男で普通の生活をしていたらいつかはバレる。それを10数年間奥さんに知られずにやってきた友人は偉いというか、ちょっと不気味でもある。こういうカツラーは例外である。
 あなたがカツラをつけようと思ったら、まず奥さんに相談し、奥さんに納得してもらうか了解を得ておくことが必要だ。あなたが真剣に相談すれば、きっと受け入れてくれると思う。あなたが真剣に心情を告白しても反対されたら、どうするか。それはあなた次第、一度は相談したのだから、強引にカツラをつけてもいいと思う。ちょっと夫婦間の空気は気まずくなるかもしれないが、そこは男だ。堂々とつければいい。文句はいわせない。金を払うのは自分だ。でも安くはないですよ。あとで話すけど…。
 先ほどの10数年間奥さんに隠れてカツラをつけていた友人には後日談があって、奥さんを驚かせようと、風呂上がりの奥さんがくつろぐ応接間でいきなりカツラをはずしたら、「あんたそのほうがいいわよ、年相応で…」といわれてがっくり。以前から自分の旦那がカツラをつけていたのは知っていたそうだ。そんなもんだよ、夫婦なんて隠し事はできないものだ。


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