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ハゲにまつわる、おかしくも、まじめなお話。カテゴリー、1)~6)の順にお読みください。
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その他の原因について
 ハゲの原因については、むかしからいろいろな説が唱えられてきた。皆さんもよく知っている説だと思いますが、私の個人的な見解をまじえながら簡単に紹介しておきます。


 よく辛いものや刺激物、コーヒーなどの嗜好品、アルコール、脂分の多い食品を過度に摂取するのはハゲによくない、といわれている。いかにも身体に悪そうな食品で、ハゲる前に糖尿病や通風などになってしまいそうだ。統計データをみると、ハゲている人はそういう物が好きな人が多いし、食事の洋風化にともない日本人のハゲ率(こんな率があるのか)は徐々に上昇している。
 しかし、こういう身体に悪そうな食品の摂取を控えている人でもちゃんとハゲるし、逆にハゲの原因食物を毎日、大量に摂取していてもハゲない人はハゲない。
 育毛の本などをみると、バランスのいい食事を心がけましょう、などと当たり前なことを書いているけど、糖尿病ならともかく、ことハゲに関しては説得力は弱い。
 ついでに生活習慣もハゲに悪い影響を与えるというけど、これもハゲに関しては説得力が弱い。早寝早起きを心がけましょう、というが、夜更かしをし、短時間しか睡眠時間をとらない人でもハゲない人はたくさんいるし、規則正しく健康的な生活をおくっていても、しっかりハゲちゃう人はいる。
 食生活、生活習慣とも、いくらかはハゲを誘発する原因なのかもしれなが、決定的な原因とはとても思えない。食事や生活習慣を改善してハゲが治ったという話は聞いたことがない。

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 これは、ハゲの原因として一理ある。
 東欧の男性は頭のてっぺんがハゲている人が多い。頭頂部の頭蓋骨が突起しているのが原因で、突起しているため頭皮が圧迫されて血液の循環が阻害される、からだという。血液の循環が阻害されると、毛を作る毛母細胞に十分なエネルギーが供給できなくなるため、ハゲる。
 なるほど、頭皮の硬さは個人差が大きい。頭皮の下にスポンジが入っているように柔かな人もいれば、頭皮のすぐ下に頭蓋骨があるのではと思われるほど硬い頭皮もある。柔らかい頭皮の人にハゲは少ない。逆にハゲている人は頭の硬い人が多い。日本人の場合、頭全体が大きく、側頭部が張っている人が多い。いわゆる鉢頭といわれるタイプだ。鉢の部分が出っぱっていて、頭頂部の頭皮が引っ張ら、血行が阻害され、ハゲやすくなる。若いうちは血の巡りはいいが、加齢とともに血流は衰え髪の毛は薄くなってくる。ハゲは遺伝するといわれているいが、ハゲが遺伝するのではなく、骨格が遺伝してハゲるという説は信じられる。
 女性の頭は、男性よりも柔らかい。血液の循環がよく、ハゲない。
 頭を触って、硬かったら、要注意。

 老化してハゲるのは仕方ない。
 年を重ねれば人間だれしもハゲるか白髪頭になる。人によっては両方同時の人もいる。
 年相応というように、年をとったらハゲるか白髪になるかは、自然の摂理です。
 60歳、70歳の爺さんになって、顔はシワだらけなのに、髪の毛はクログロフサフサだったら、逆に不自然だ。こういう老人も広い世の中、多くはないがいる。本人は黒くてたくさんの髪を自慢しているが、その不自然さに鼻白む。
 人間、年とともに老いたい。加齢美という言葉もあります。
 老化現象の始まる時期は、個人差がある。医学的には20歳になると老化が始まる、というが、20歳になっていきなり頭にきたら困る。しかし実際には20代前半でハゲる人はいる。彼らのハゲを老化現象だけでかたづけるのは無理がある。頭以外は若々しいのだから、男性ホルモン説などの原因が考えられる。10代後半から20歳前後でハゲるのは一種の病気と私は理解している。だから、笑いの対象にしない。30過ぎは?30過ぎれば、立派なオッサンだ。笑ってやってください。
その4 遺伝
 ハゲの遺伝子がみつかれば一挙にハゲの原因は解決するし、将来、遺伝子レベルでの治療ができれば人類はハゲから開放される。しかし、いまのところハゲの遺伝子はみつかっていなし、これからもみつからないだろう。ハゲはやはりいろいろな原因が複合して起こるのだと思う。
 ブスの遺伝子はないが、いくつかの要素が組み合わさった結果としてブスになるのと同じようにハゲになるのだと思う。
 ブスの場合、目の形状や耳の形状、顔の輪郭などは親から子へ遺伝する。その結果、総合的にブスになったり美形になったりする。ブスか美形かは、親をみれば、おおよそ想像できる。ハゲもそういうレベルで遺伝する。
 ちなみに整形手術で目、鼻、口を某美形女優そっくりにしても、土台が悪ければ、ブスから脱出することはできない。そんな事例を紹介してくれた医者がいた。目、鼻、口は素晴らしく美しいのだが、顔全体で見るとブスのままなのだ。結局、ブスもハゲも総合力なのだ。
 男性ホルモンの分泌が活発で、血流が弱い、頭部の骨格がはっているなどが遺伝するのと、さらに食生活などの生活習慣が引き継がれ、ハゲる可能性が高くなる。
 このようなさまざまな要素が複雑に絡み合って、結果としてハゲるのだと推測している。しかも、ハゲの原因は個々人で違っている。だから、育毛剤や育毛技術で毛が完全に生えてくることはない。生えたとしても、たまたまといっていい。

 円形脱毛、10円ハゲの原因は、ストレス説が有力だ。「ストレスが胃にくれば胃潰瘍、頭にくれば10円ハゲ」といった学者がいるが当っている。
 何で10円大の大きさに、しかもまん丸にハゲるのか、など不明な点もあるけど、円形脱毛が発生する原因はストレスによるのは間違いない。
 そう断言できるのは、なにを隠そう、私自身が円形脱毛になった体験があるからだ。
 行きつけの理容店にいったら先生から「ハゲがある」といわれた。場所は後頭下部の真ん中あたり。手鏡を使って見せてもらったら、まん丸のハゲがあった。まさしく10円ハゲという表現がぴったりのハゲだ。
 男性ハゲの場合、ハゲの部分と毛のある部位との境目がぼんやりしているが、円形脱毛は明確に境目がある。それもまん丸の状態。手鏡で自分のハゲを見た瞬間、初めて見る新鮮な驚きがあった。ハゲてむきだしになった肌がやけに白かったのをいまでも覚えている。自分の理解を超えた、不思議なものを見る感じがした。
 思い当たるストレスといえば、いまから思えばつまらないことだが、気にやんでいたことはあった。でも大したことではないので、にわかに円形脱毛の原因とは考えられなかったが、他に思い当たらないので、おそらくそれが原因なのだろう。
 ハゲた場所も後頭下部なので、私の髪をカットする理容師さん以外はわからないし、普通に生活している分にはその存在すら無視されてしまう。
 ハゲた部分を触ると少ししっとりしていて、その感触が珍しくて、触っては感触を楽しんでいたが、それもすぐに飽きてしまった。
 一ヵ月後、理容店にいくと、毛が生えてきた、と理容師の先生は教えてくれた。見ると、丸いハゲの真ん中、直径5ミリ程度に白い毛が生えていた。ウブ毛である。10円ハゲから5円ハゲになった感じである。生えてきたウブ毛を触るとカシミアのウールのように柔らかい。白いウブ毛は、日がたつにつれ、中心部からだんだんと黒くなり、そこまでは興味深く観察したが、次に理容店にいったら、円形脱毛は完全に消滅してしまっていた。もっと詳しく観察しておけばよかったと悔やまれる。
 たいしたストレスではなかったが、自分でも意識しない潜在意識レベルでのストレスがあったのだろう、と勝手に推測している。でなければストレス説は成立しない。
 その後、あのときよりももっと強いストレスに遭遇したことが何回もあったが、残念ながら円形脱毛は出現しなかった。
 ストレスへの対応力は人によって差があるし、同一人物でも成長とともに対応力が変化するのかもしれない。オヤジになれば神経も図太くなって円形脱毛症とは縁がなくなってしまうのだろう。
 円形脱毛の場合、ハゲを気にし、それがストレスになって新たな円形脱毛ができることがある。こうなると悪循環である。次から次へと円形脱毛が増殖し、多発型の円形脱毛になっていく。
 私のように、気にもとめなければすぐに直るものが、ドツボにはまって抜け出せなくなる人がいる。10円ハゲなど気にするな、と言われればいわれるほど気になってハゲが増える。
 こういうタイプに効果的なのがカツラである。全頭タイプのカツラをかぶることによって、円形脱毛が改善される例は多い。
 世の中には円形脱毛になったことに気付かずに直ってしまう人もいると思う。私ももしかしたら、その後円形脱毛ができていたのに気がつかなかっただけかもしれない。
 電車のつり革につかまっていると、座席に座っているお嬢さんで、ごくまれに円形脱毛のあるお嬢さんを見つけたりする。おそらく本人は気付いていないのだと思う。そんな人に向かって親切に教えてあげるのは禁物です。知らぬが仏、というじゃりませんか。



 円形脱毛症は、男性ハゲとは違い、明らかに病気である。
 医者の書いた書物によると、リンパ球が毛根を攻撃して、毛を作り出す毛母細胞を破壊して、毛が抜け落ちる、とある。リンパ球は、細菌やウイルスが体内に侵入したとき、それを攻撃し排除する働きをもっている。この働きを免疫といって、人体にとってなくてはならない働きなのだが、なにをどう勘違いするのか、おバカなリンパ球が現れて毛根を攻撃してしまう。しかも10円大のまん丸に攻撃する。
 この丸さといったら、まさにコンパスで描いたように端整に丸い。まるで人体に神が宿ったようだ。
 なんで毛根を攻撃してしまうか?遺伝的要因になんらかの刺激が作用して攻撃するようになる、とかいろいろな理由が検討されているが、ストレス説が最有力だ。ストレスがたまると毛根を攻撃してしまうリンパ球が出現する。そのメカニズムはわからない。まん丸になるのもわからない。


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