ハゲにまつわる、おかしくも、まじめなお話。カテゴリー、1)~6)の順にお読みください。
アメリカで前立腺治療の副作用でハゲが直ったことから、アメリカFDA(アメリカの厚生省)では1997年に飲む毛生え薬として認可された。
萬有製薬が公表したプロペシアの臨床成績によると、
・プロペシアの1年間投与により0・22mg群で54%、1mg群で58%%の改善効果が認められた
・海外臨床試験では、プロペシア1mgの5年間投与により90%の患者で抜け毛の進行を抑える効果、あるいは改善効果が認められた
・国内承認時における副作用発現率は4・0%(276例中11例)だった
という。
アメリカの臨床試験では1800人の男性に投与し、
・48%~52%の男性型ハゲに効果が認められた。
・副作用としては、前立腺の治療薬だけに、男性からは勃起不全、精力減退、インポテンツが報告されている。また、催奇性も強く、妊娠前の女性が採取すると性器に異常のある男子が生れる可能性が極めて高いことも指摘されている。
日本では萬有製薬が2001年に臨床試験を開始し、2003年3月に厚生省に承認申請を行っていた。
萬有製薬が日本で発売するプロペシアは、0・2ミリグラムと1ミリグラムの2種類で、どちらも1錠あたり250円(税別)。1日1錠服用する。なお薬価基準未収載のため、保険の対象外。日本で入手するには、薬価のほか診察料などがかかる。
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