ハゲにまつわる、おかしくも、まじめなお話。カテゴリー、1)~6)の順にお読みください。
髪を祀る有名な神社が京都、嵯峨にある。
その名も御髪神社という。理容美容の仕事の開祖といわれる采女亮政之(うねめのすけまさゆき、~1335年*)を祀る神社である。
この神社は、采女亮政之と縁の深い、亀山天皇(1259~1274年)御陵にほど近い小倉山麓に建っている。
御髪神社の教義には、
「われら生けるもの 御髪大明神の大いなる御魂をうけ ひたすら御名を称えまつる」
「髪は御髪(おんかみ)より賜った美しい自然の冠であり この世を幸いせんと願いまつる」
「われら理容 美容等 髪や化粧にたずさわることを業とする者の御神と浄く澄みわたりて御髪大明神の御光に和し 感謝 称えまつる」
とある(同神社のホームページ)。簡単にいえば、「自然の冠である美しい髪は世の中を幸せにし、髪に関わる理容師や美容師は感謝して称える」ということ。
美しい髪は世の中を幸せにする‥?そうかもしれない。では‥。
ハゲは世の中を幸せにできない?そんなことはない。
ハゲはそれだけで人の心を癒すではありませんか。
この神社に詣でれば、ハゲの人もハゲていない人も、ついでに床屋さんもパーマ屋さんもご利益がありそうだ。髪は生えてこなくても、なにかご利益があればそれでいいじゃないですか。
境内には髪塚があり、献髪された髪を納めて、毎日神官により祈拝されている、という。
神社では毎年、春季大祭、秋季大祭を行い、業祖神奉祭と髪供養を行っている。髪供養といってもハゲラーには関係ないか。
住所 京都市右京区嵯峨小倉山田渕山町10-2
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