ハゲにまつわる、おかしくも、まじめなお話。カテゴリー、1)~6)の順にお読みください。
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 ハゲラーは頭部を守る髪の毛が少ないので、物が当たるとダイレクトにダメージを受ける。髪の毛はみてくれだけでなく、頭を防御する面で少しは役に立っている。
 ハゲラーは、髪の毛が少ないからといって、その分散髪料金が安くなるわけではない。理不尽とも思える話だが、理容店には理容店の言い分がある。
 理容店で、「ハゲているんだから散髪料金を安くして」と、冗談半分で交渉する常連客もいる。
 髪の毛が少なければカットする量も少なく、時間も短時間で済む。ハゲている客にはハゲ料金を適用してほしい、というのは客観的に合理的な主張といえる。しかし、理容店でハゲラー料金やハゲのサイズに合わせて割引くという話は聞いたことない(広い日本、ひょっとしたら、どこかにあるかもしれない)。
 日本の理容店の多くは、総合調髪という料金制度を採用していて、カット、シャンプー・マッサージ、シェービング、セットと一連の技術がセットになった料金である。一連の技術を行なえば、ハゲていようがいまいが、ヒゲがあろうがなかろうが、決められた料金を支払う。たとえ、ハゲていてカットする髪の毛の量が少なくても、そのほかの技術に力をいれるので料金は変わらない、ということらしい。確かにハゲている人はヒゲの濃い人が多く、カットは5分間短く済んだとしてもヒゲ剃りで5分よけいにかかる、ということはよくある。
 でも髪の毛がフサフサで、熊のようなヒゲさんもいる。こういう人は普通の人よりすごく大変なはずだが、料金が高くなることはない。ハゲラーは、やはり損な役回りだ。
 もっともハゲラー料金を認めたら、デカ頭と小頭の客はどうする?とかいろいろなケースが出てきてしまう。
 最近は、総合調髪料金というセット料金制度そのものが見直されているので、ひょっとしたらハゲ料金を採用する理容店が現れるかもしれないし、カットした髪の量で支払う、計り売りならぬ計りチャージの床屋さんができるかもしれない。
 将来、ハゲラー料金ができて、頭が少し薄くなった客が、「はい、ハゲ料金を頂戴します」といわれたら、ハゲのお墨付きをもらったようなもので、ショックを受けるだろう。ハゲ料金はやはり難しい。



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